靴は私たちの日常生活に欠かせないアイテムです。しかし、長年の使用で傷んでしまったり、滑りやすくなったりすることがあります。そんな時こそ、プロの靴修理サービスが力を発揮します。今回は、最近依頼した靴の加工について、その詳細と利点をご紹介します。
この加工は、靴の外観を損なうことなく機能性を高める、最も人気のある依頼の一つです。フロント裏面半分だけをラバーで覆う可能です。フラットで、履き味を損ねないメリットもあります。雪道も良いのですが、スケートリンクのような本格的にツルツルのところは注意が必要ですが、それ以外の路面はOKです。ただし、注意したいのが、熱です。特に濡れた状態で、ドライヤーなどで温めたりすると、接着面が弱まって剥がれてしまうことも稀にあります。強制乾燥は避けて、タオルで湿気を取るようにしましょう。(通常はそのまま自然乾燥でも問題ありません)
この加工セットは、ブーツの耐久性と機能性を大幅に向上させます。
ヴィンテージトゥスチール(つま先の金具)の装着によりつま先の減りの速度を激減させることが可能です。普段使っている革靴の底面を見ることはあまりないかもしれませんが、たまに見てあげてください。つま先が異常に減っている人、逆にヒールの角が減っていると別れると思います。両方綺麗に減っている人は案外少なくて、大体どちらか一方に偏ります。たぶん人それぞれの歩き癖が原因じゃないかなぁと思うのですが、整形ドクターやリハビリ師ではないので、詳しいところは専門の方にお任せします。
このブーツは、前後ともエクスプローションのゴムを装着しました。ヒールは約7mm厚あります。装着するにはトップリフトと呼ばれるパーツを外して、高さを合わせて装着します。たまに、ヒールの嵩上げ目的で、そのまま装着して欲しいという人もいますが、お勧めしません。設計上のバランスが崩れてしまうので、歩きにくくなったり足の故障リスクが高まります。できるだけそのままの高さを維持するか、上げても数mm〜10mmが限界だと思ってください。(どうしても嵩上げして欲しい人は自己責任で)
オールソールリペア時に、このヒールを指定する顧客もいます。厚みのあるゴムヒールで、かなりしっかりとした作り。さすが軍に用いられるだけのことはあります。トレッド面がフラットなので、さまざまな靴に流用可能。これまで減りの速さに困っていたお客様もこのヒールに変えてから随分と消耗スピードが落ちたようで、こちとら商売上がったりでい(笑)
さらに耐久性を求めたい場合は、「ニューキスト」という減り止めゴムを追加装着することも可能です。写真だとデカく見えますが、実際は、親指くらいの大きさです。厚みは5mm程度。形状も何種類かありさまざまなヒールに装着できます。これ自体も擦り減るので、適宜交換が必要ですが、ヒール交換よりも素早く修理できてランニングコストも低く抑えられるメリットがあります。
(※)いつも通り調査を重ねた上で執筆しておりますが、解釈に誤りがある場合もございます。その際はぜひご指摘いただけますと幸いです。
フラテッリジャコメッティの靴底加工
こちらの新品フラテッリジャコメッティ FG602-003 ANILOU NEROに施した加工は、当店の靴愛好家の間で人気の高いメニューです。Vibram7673ハーフラバーソールの装着
- 厚さ: 最大1.8mm
- 特徴: 見た目のバランスを崩さず、履き心地が向上
- 利点:
- 滑りにくく、歩きやすい
- 濡れた路面でも安心
- ラバーのみの交換が可能で、ランニングコストを抑制
この加工は、靴の外観を損なうことなく機能性を高める、最も人気のある依頼の一つです。フロント裏面半分だけをラバーで覆う可能です。フラットで、履き味を損ねないメリットもあります。雪道も良いのですが、スケートリンクのような本格的にツルツルのところは注意が必要ですが、それ以外の路面はOKです。ただし、注意したいのが、熱です。特に濡れた状態で、ドライヤーなどで温めたりすると、接着面が弱まって剥がれてしまうことも稀にあります。強制乾燥は避けて、タオルで湿気を取るようにしましょう。(通常はそのまま自然乾燥でも問題ありません)
ブーツ向け三点セット加工
ブーツ系統の靴に多く依頼される、もう一つの人気加工をご紹介します。(短靴でも可能)三点セットの内容:
- トゥスチール
- Vibramエクスプローションソール
- エクスプローションリフト
特徴:
- 厚さ: 約2mm(7673より若干厚め)
- ゴム硬度: 86A(7673より4ポイント高い)
- 細かな溝付きトレッドパターン
- 減りにくい設計
この加工セットは、ブーツの耐久性と機能性を大幅に向上させます。
ヴィンテージトゥスチール(つま先の金具)の装着によりつま先の減りの速度を激減させることが可能です。普段使っている革靴の底面を見ることはあまりないかもしれませんが、たまに見てあげてください。つま先が異常に減っている人、逆にヒールの角が減っていると別れると思います。両方綺麗に減っている人は案外少なくて、大体どちらか一方に偏ります。たぶん人それぞれの歩き癖が原因じゃないかなぁと思うのですが、整形ドクターやリハビリ師ではないので、詳しいところは専門の方にお任せします。
このブーツは、前後ともエクスプローションのゴムを装着しました。ヒールは約7mm厚あります。装着するにはトップリフトと呼ばれるパーツを外して、高さを合わせて装着します。たまに、ヒールの嵩上げ目的で、そのまま装着して欲しいという人もいますが、お勧めしません。設計上のバランスが崩れてしまうので、歩きにくくなったり足の故障リスクが高まります。できるだけそのままの高さを維持するか、上げても数mm〜10mmが限界だと思ってください。(どうしても嵩上げして欲しい人は自己責任で)
更なる耐久性を求めて: ゴジラヒール
靴のヒール部分の耐久性をさらに高めたい場合、「ゴジラヒール」と呼ばれるパーツがあります。US NAVYのサービスシューズにも採用されることがある強靭なヒール。ゴジラヒールの特徴:
- 厚さ: 約2cm
- ゴム硬度: 86A
- 高さ調整可能
オールソールリペア時に、このヒールを指定する顧客もいます。厚みのあるゴムヒールで、かなりしっかりとした作り。さすが軍に用いられるだけのことはあります。トレッド面がフラットなので、さまざまな靴に流用可能。これまで減りの速さに困っていたお客様もこのヒールに変えてから随分と消耗スピードが落ちたようで、こちとら商売上がったりでい(笑)
追加パーツのニューキスト
さらに耐久性を求めたい場合は、「ニューキスト」という減り止めゴムを追加装着することも可能です。写真だとデカく見えますが、実際は、親指くらいの大きさです。厚みは5mm程度。形状も何種類かありさまざまなヒールに装着できます。これ自体も擦り減るので、適宜交換が必要ですが、ヒール交換よりも素早く修理できてランニングコストも低く抑えられるメリットがあります。
キスト装着の注意点:
- 専用の道具が必要(台座、金槌、釘、ペンチ、ヤスリ、ウエス、汚れ落とし剤、ブラシ、竹串などなど)
- 自己装着は難しい
- 装着直後は段差が気になることがある(すぐ慣れる)
- 店舗近隣の顧客向けサービス
まとめ
プロによる靴の修理や加工は、愛用の靴の寿命を延ばし、機能性を向上させる素晴らしい方法です。個々のニーズや靴の種類に合わせて、最適な加工を選択することで、長く快適に靴を使い続けることができます。靴の修理は単なるメンテナンスではなく、靴への投資と考えることができるでしょう。当店では、いつでも上記の修理を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。(※)いつも通り調査を重ねた上で執筆しておりますが、解釈に誤りがある場合もございます。その際はぜひご指摘いただけますと幸いです。
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