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創業と転換点


1973年、ロスとマーティン・ビリンガム夫妻が自宅でフィッシングバッグとシューティングバッグの製作を始めたことが、Billinghamの始まりでした。当初は英国の伝統的なアウトドア用バッグを手作りで生産していましたが、予想外の展開が会社の方向性を大きく変えることになります。

1978年、ニューヨークの写真家たちがBillinghamのフィッシングバッグをカメラ機材用に使用し始めたことが判明しました。この偶然の出来事が、Billinghamをカメラバッグ専門メーカーへと導く転換点となりました。

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カメラバッグメーカーとしての成長


写真家たちのニーズに応えるため、Billinghamは「System 1」(現在の550モデル)というカメラバッグを開発しました。この製品の成功により、Billinghamは急速にカメラ業界での地位を確立していきました。写真の製品は、2Waty TOTEバッグのブラウン×内装レッドエディション。(すでに完売)

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評価の確立と国際的認知


1980年代には、ロード・リッチフィールド、テレンス・ドノバン、デビッド・ベイリーといった著名な写真家たちがBillinghamのバッグを使用し始め、その評価はさらに高まりました1。ジャーナリストたちの支持も得て、注文が殺到するようになります。

現在のBillingham
創業から50年を経た今、Billinghamのカメラバッグは世界的な人気を誇っています。映画にも登場し、撮影クルーにも愛用され、有名カメラブランドとのコラボレーションも実現しています。

Billinghamの成功の秘訣は、品質へのこだわりと顧客との関係性を大切にする姿勢にあります。創業時の情熱は今も受け継がれ、カメラ愛好家たちの信頼を集め続けています。

50年の歴史を経て、Billinghamは単なるバッグメーカーを超え、写真文化の一部として不動の地位を築いたといえるでしょう。
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