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唯一無二の個性を放つ逸品


約10年前にお求め頂いた当店別注オールデンシリーズの一つで、ミリタリーラスト仕様プレーントゥダービーです。革はクロムエクセルブラウン。スーパーラストソールを持つアメリカンカジュアルな顔の革靴です。もともとレザーソールモデルのサービスシューズが存在していますが、ソールをチェンジすることで使いやすくしたアイテムでした。(久しぶりに見たら復刻したくなってきた!)

10年の歴史が刻まれた一足


実はこのモデル、先日ご紹介したMOTORATORYのお客様の靴で、ASEAN地域で活躍してきたオールデンです。あちこちに入った歴戦の傷が、タフな環境での使用状況を物語ってくれます。それでも、さすがはホーウィン社製クロムエクセルです! 傷はあっても機能性はそのまま。メンテされていたと思いますが、革本来の持ち味が発揮されているのが分かります。


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スーパーライトソールは、ほぼ溝がなくデグラデーションが進んでしまっていました。また、ヒールのトップリフトゴムもどこかに吹き飛んでしまっていました。チッピングならぬチャンキングです! これでは、サーキットをまともに走れません! いや違うか!、でも生活道路も辛いなんてもんじゃありません。ボックス!、ボックス! (ピットインっ!の意)(笑)
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リペアで蘇る名品


そして、工場にてリペアすること1ヶ月と少し。思ったほど日数が掛からず仕上がってきました。通常オールデンのオールソールは、1ヶ月半から2ヶ月程度は見ていただいておりますので、かなり早い方でした。


完璧な仕上がり。これでまた元の新品の履き味に近づきますね。
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ヒールカップ周りには、10年間の履いた証がしっかりと刻まれていて、これがまたすごくいい雰囲気なんです!こういった風合いが楽しめるのが、本革の魅力ですよね。傷って、ネガティブに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそれも本革の“味”なんです。
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合成皮革やガラスレザーは、もちろん最初はピカピカで綺麗に見えるんですが、何年も履くとそのままではいられなくなっちゃうんです。それは『劣化』というもの。

本革の魅力を再発見


でも、本革はちょっと手入れをしてあげるだけで、何年でも風合いが深まっていきます。もともとあった傷やトラ、血筋なんかも、本革ならではの“個性”で、実はこういうものが本場ではすごく大切にされているんです!もっと多くの方に、この本革の魅力を知ってもらえたら嬉しいなと思っています。
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では、また!〜👋