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今週末は猛暑いや残酷な暑のなか沢山のご来店ありがとうございます。今週はあと1日営業日ですので、ご来店お待ちしております。そんな中、カナダのVIBERGから新しいモデルをご紹介させて頂きます。名作プレーントゥオックスフォード「Rockland」のエントリーモデルとして展開するカーフモデルのシングルレザーソール版です。エントリーモデルといっても、レベチなわけでして、そもそもハイエンドシューズの中でのエントリーモデルですから、作り、縫製、素材が圧倒的です。他メーカーなら間違いなくTop。革には、フランスの高級レザー製造タンナーのアノネイ社で作られたフレンチボカルーカーフレザーを奢っています。社長のブレット曰く、これでもまだ満足はしていないようですが、今のところ最高のカーフの一つとして採用したようです。私からしたらもう十分過ぎるだろぅって思うんですがね(笑)

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こちらの写真は、根幹部分を成しているシャーシ構造の一部で、チャネルドインソールと呼ばれているパーツの成り立ちを順序立ててご紹介している写真です。実は、VIBERGを取り扱うことになってから、自分で現物を見て、履いてこりゃぁ凄い靴が出てきたものだと驚愕したのは良いのですが、これを普通の人に説明するのが難しい。何せ、靴って外見ではほとんど違いがわかるものではありません。増して内部構造となるといくら口で説明しても伝わりません。それをブレットに伝えると、「1ヶ月待ってくれたら内部構造を一から作るよ! 待ってろよ!」ということで、待つこと1ヶ月ちょい。カナダから届きました。ここまでやってくれるメーカーは、生まれて初めて。感動です。これがあるお陰で、VIBERGの中身を視覚的、かつ手で触って感じられるようになったわけです。これをできるのは、今のところ当店とカナタ本社だけ。ちょっと感動しません?(笑)
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とにかく靴に対する情熱が凄すぎて、圧倒されるVIBERG。部材を用意してくれただけでなく、なんと当店だけにVIDEOまで作ってくれたんです。編集は私がしましたけれど、いやはや世界中を飛び回って忙しい筈なのに、超嬉しいです。これで、創業100年近いメーカーの5代目CEOです。ひれ伏すしかありませんね。


そんなわけで、3足目にしてエントリーモデルのご紹介という、普通では考えられない順番でのVIBERG披露となりました。ちなみに1足目は同じRocklandのボックスボードコードバン。2足目は、Regentモンクストラップのボックスボードコードバンでした。どちらもスーパーハイエンドSpecial models。革が超希少なモデルを用意してくれていたんです。有難いしかありません。

そして、今回のVIBERGを知る上で欠かせないベースグレードAnnonay社French Vocalouカーフレザーの素晴らしい出来栄えをご覧ください。普段使いもビジネスシーンも文句なし使える一足で、丈夫さは折り紙付き。通気性の良いシングルレザーソール仕様は、当店初の試みであり、昔のチャンキーなVIBERGしか知らない人からするとこれがVIBERG? と思うかもしれませんが、これが本当にVIBERGが世に送り出したいVIBERG SHOESのベースグレードなのです。これを基軸に今後様々なモデルを展開していく予定です。
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こちらのVIBERGは、店頭でもその凄さを存分に味わって頂けます。私の所有しているRockland Boxbord Cordovanも元気です。私物で良ければサイズさえ合えば履いて歩いてみても頂けます。

数日前に東京で豪雨に見舞われましたが、なんと無事でした(笑)。あの雨の中さすがにヤバイと思ったものですが、もう気にするのをやめます。最強過ぎるコードバンモデル。少ししてからメンテナンスして、安全性向上も兼ねて防水処理したら、当ブログでもご紹介したいと思っています。(←いつとはいわない(笑))


尚、繰り返しなりますが、VIBERGは、生産数量がとても少なくてなかなか入手することができません。今後入荷するモデルはいくつか予定しておりますが、追加を希望されてもしばらく入手するのは難しいようなので、そのつもりでいてください。今後生産体制が整ってくれることを願うばかりですが、クオリティを下げることは絶対に望まないと言っていましたので、彼らの思いを大切にしつつ長く長く取り扱っていけたらいいなと思っています。