革靴は生きています
こちらはMOTOの定番ローファーで2503というモデルです。革はアメリカの名門タンナーHorween社製のラティーゴレザーを使用しています。色はライトブラウンでも今回入手した色味は写真のような少し黄色味がかった味わいのある色で仕上がってきています。何度もいいますが、新品時の色は全く意味がなく、変化前提、成長ありきがレザー製品なので、この色でずっと一生を過ごすとは思わないでください。あなたも生まれたての時と、今では全然違うでしょう!? (笑) オンナジです。最強コルクソール
さて、この靴は、フラットなラバーソールで同じみのコルクソールを装着しています。このソールは、ラバーのあちこちにコルクチップを含有させてあるのが見た目の特徴です。メリットは、クッション性能が良いことと、やたら耐久性が高いことです。他社の靴でもそうなのですが、コルクソールの修理依頼はほとんどありません。たぶん減らないからなんだと思います。事実、私物のオールデンのインディOXやインディブーツにもコルクソールを使ってあるんで分かりますが、あまりに減らないので修理に出していません。あっ、いや、前言撤回(笑) ヒールは減るのでヒールだけ交換はします。でもまぁ減らないのは有難いわけです。ヒールはビブラム
ちなみにヒールは、Vibram社の5350という6mm厚のソールで、当店の定番ヒール加工依頼No,1の信頼性の高いヒールが最初から装着されています。このヒールも結構減りにくいのですよ。あまりにも減るって人は、最初からキストと呼ばれる減り抑制ゴムパーツを装着する方法もあります。減ってから装着するのではなく、最初から装着のが良いです。ただ、このキストパーツは薄いゴムなので、しばらく履くと減ってしまうので、交換は必須です。なので、遠方のお客様からのご依頼を受けていません。交換ありきだからです。サイズ感
ローファーのサイズもほかのMOTO同様のレンジです。長年木型の変更もなくサイズ安定しています。紐靴ではないので、多少ルーズフィットはご愛嬌です。ローファーってのはそもそもそういうものです。ただ、緩すぎると履きにくいので、適度にフィットしていた方が快適です。特に踵の収まりが良いサイズは、将来に渡り気持ちよく履けるでしょう。逆にヒールカップに足が収まっていないローファーだと、将来さらに緩くなって履きにくくなることが予想されます。痛くなければ小さめを選ぶのが理想です。サイズ | 0 | 1 | 2 | 3 |
---|---|---|---|---|
センチ | 25.0 | 26.0 | 27.0 | 28.0 |
これを育てるのか。楽しそう!
コメント