優れた魅力を放つグルカ
珠玉の名作がイタリアからリランチされました。Tejus(イグアナ)を使ったグルカサンダルで、FAUSTOという木型を使ったモデルです。FG166というモデルナンバーが振られていて、この品番はマイナーチェンジを繰り返しながらもほぼ初代と変わらぬデザインをキープしていること。そして、当時からブレないポリシーを感じるクルカサンダルです。イグアナという爬虫類革との相性は抜群でして、魅力を一挙に惹きつけるポテンシャルが感じられます。革のテクスチャーにしろ色にしろですが、光沢も素晴らしく何度見ても惚れ惚れします。
美しい陰影。その中に見える一つ一つの細かな腑の模様が絶品です。エキゾチックレザーを使った靴を作らせたら右に出るものはいない。そう言っても過言ではないでしょう。
マイナーチェンジされた部分
前回のロールアウト時に変更があったのですが、バックルの基部は初めからエラスティックに変更されています。ちなみになんですが、僕のグルカは変更前のものなので革固定。だから脱ぎ履きがちょっと面倒でしたので、この変更は超ありがたかった思い出があります。たいして面倒じゃないだろうって思うでしょ? ところが、ベルトの穴にバックルピンが何故かなかなか通らないんですよ。ピンも細けりゃ穴も小さいのが原因なんだと思いますが、そこへいくとバックルを閉じた状態で着脱ができる現代版のFG166は最高にフレンドリーな設計だと思います。僕のグルカも変えようかな〜…。
ソールのカスタムもアリ
ソール面はシングルレザーソールで伏せ縫という超面倒で手間の掛かる製法を取っています。たぶんデザイン的に縫い糸を出したくなかったんだと思います。その方が美しく高級感があり、履いた時のフィーリングも良いから。ただ、日本国内で履くとなるとちょっと様子が変わります。レザーソールのメリットとしては通気性の良さ、屈曲性などが挙げられます。しかし、濡れた路面や荒れた路面には弱いです。これは革だから仕方がありません。でも、最近の日本は都会でも割と雨も多く、午前中は晴れていたのになぁってこともあります。また、駅構内やビルなどの硬い床だと滑ったりして、アブなって思ったこともあるでしょう。
そんな時にお勧めなのが、ソール面の加工です。カタログページ内では、お勧めの加工メニューもご紹介していますので、ご覧になってみてください。カタログの下の方でご提案しています。
それとも意地でもレザーソールで通すのもいいと思います。男は黙ってレザーソール! っていう古風な男性は頑張ってみてください(笑)貼るも貼らないも自由な世界ですから。
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