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1975年のハリウッド映画『フレンチ・コネクション2』は、ニューヨークを舞台とした前作とは異なり、フランスを舞台にした続編です。この映画では、前作の出来事から数年後のパリが描かれ、麻薬密売組織との闘いが再び展開されます。フランスの美しい街並みや文化的な要素が映画全体に織り込まれ、その中で登場人物たちが繰り広げる緊迫したストーリーが展開されます。僕は、この映画の大ファンで、若い頃に何度も観てはハラハラドキドキさせられました。




続編の中心人物の一人として描かれているのが、ジーン・ハックマンが演じる“ポパイ”ことジミー・“ポパイ”・ドイル刑事です。彼はフランスの街で新たな捜査を行いますが、麻薬王・シャルニエによって拉致監禁されたあげく情報を聞き出すため麻薬投与という拷問にかけられてしまいます。そして、麻薬中毒のままドイル刑事はマルセイユで解放されるのですが・・・。とにかく緊迫の連続で、めちゃめちゃ面白い映画です。





1970年代のフランスの空気感や文化に対する深い理解が映画の随所から感じられます。そして、彼の人間臭いく泥臭い演技は、今でも強い共感を呼び起こし、映画の魅力を一層引き立てていたと感じます。この映画が描くフランスの文化やファッションの影響は、登場人物たちのスタイルや振る舞いにも表れていました。当時のフランスは、革新的なファッションや洗練されたライフスタイルで知られます。あれから半世紀近く経ちますが、フランス靴のParabootは、当時以上に人気が高く洗練さてきました。しかも気取らず、堅牢で人間味溢れる靴として、多くのファンから愛されています。

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それは、まるで『フレンチ・コネクション』のドイルのようだと感じることがあります。格好悪いけど格好いい。この真逆の様な存在こそが、どこかパラブーツに通じると感じます。今回入手したADONISも似た様なところを感じずにはいられません。日々活躍してくれる靴だからこそ、泥臭く、人間味溢れる靴であって欲しいと思うのです。

ぜひ機会があれば、パラブーツADONISを履いて古の映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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