カテッちゃんが私物のMOTORエンジニアブーツを履いて来てくれたので記念撮影。この時代は、まだMOTORを取り扱いできず、直接メーカーとのやりとりで購入したものだそうです。「ナトリヤでMOTOR扱いできないって言うから仕方なしだ〜」と、ほんとあの当時から扱いたかったのですが、門外不出ブランドだったので、泣く泣く断念していました。あれから数年してようやくMOTORを扱うことができるようになり、そして先日入荷したMOTORエンジニアの情報を見て、私物を見せに来てくれたというわけです。
カテッちゃん「俺のも見てよ、トラちゃん、入ってるよ〜(笑)」
NATORIYA「おぉ〜、めっちゃいいじゃないですかぁ! これはいいエイジングサンプルだなぁ」
カテッちゃん「だろう、やっぱりMOTOR格好いいよなぁ!」
などとやりとりしながら、本気モードで撮影タイム。気のせいかシャッター音まで軽快に鳴る始末です。
『ヤッバ! なにこの質感、スンゲェ刺さるわ〜』と心の中で呟きながらパシャパシャ。
この履きジワ、このクリンピング。ステッチワーク。そして、茶芯。
カテッちゃん「これさぁ、元の色グリーンなんだぜ。そしてナチュラルのコンビ」
NATORIYA「へーぇ、こんないい色合いになるんだ! なんだそうかー、グリーンも今度やろう!」
カテッチゃん「あと何色かあったよなぁ?」
NATORIYA「7色くらいあったと思うなぁ〜、全色気になり出してきたぞぉ」
モニー「ダメダメ、1色ずつ増やす感じで! (釘刺し)」
NATORIYA「全色揃えるのに7年も掛けるの!? 」
そして、ライニング。この時のはそうでもなかったようだけど、現代のエンジニアは、踵の作りがタイトなのか、それともライニングが滑りにくい設計だからか、とにかく足入れがタフネス。ビニール袋を潤滑油代わりに履いて、そして足を突っ込むとようやく履ける。足が入ってしまうと、丁度いいというサディストな設計。これを気持ち良いんだといえる人は、よっぽどマゾヒスト?
いやいや、そんなこたぁあるワケないんだけど、最初はどうしてもタイトなんだよねぇ。それを知ったうえで、トライするのが大人。脱げなくなるのをわかっていて、この究極エンジニアに足を突っ込むキレた心の持ち主が履くブーツ。それを徐々に手なづけていくのが面白いんだよなぁ。まるで荒くれ馬のようだ。
本底は、ビルトライト製のビンテージソール&ヒールが使えた時代なのかぁ。なんて羨ましい。それにしてもいいエイジングを見せてくれる。さすがMOTORだなぁと、心から感心しました。うちの在庫のブラックもトラが入っているし、茶芯もうっすら出ているので、履き込めば間違いないいい味がでるに決まっています。数年で、ものすごいバケるブーツだと思う。
せっかくいいもの持ってきてくれたから、入荷したてのMOTORサービスブーツを出してきて、どういいでしょう?!
カテっちゃん「あぁ〜もう、次はサービスブーツだな(笑)」と言って笑いながら去っていきました。
靴好きブーツ好きを狂わす和製アメリカンブーツMOTOR。今後もますます目が離せない存在となりそうです。
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