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クオリティ抜群、格好良さ最高のジャコメッティ製ローフックヴェネチアンが完成しました。やっぱりデザインのイタリアですねぇ! エッジの効いたスタイリングにワクワクさせられます。今回は、アッパーエプロンにTejus(イグアナ)の革を搭載し、それ以外の部分にスムースのアニローカーフを組み合わせてもらったコンビネーションスペシャルです! 全部がイグアナにしていないところがニクイでしょう(笑)
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ご覧のようにサイドから後方にかけてスムースカーフです。程よいワル男さ加減を楽しめるデザイン。どういう角度になっても格好いいって凄い。しかも極端なポインテッドではないのがイイ。あまり尖りすぎていると時代が許さなくなる恐れがあるけれど、このくらいならちょうどいい。いい感じのヴェネり具合(笑) ちなみにローフックとは、エプロンバンプの両サイドエッジ部分が、普通のローファーよりも低い位置から縫い合わされているからそう呼ばれているらしいです。へぇ〜。なるほど。こうすることで、フロント部分のサイドウォールがめっちゃ低くシャープに見せることができるんだよね。素晴らしいなぁ。
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真正面から見るとこんな感じ。決してエッジが効きすぎていないのがワカル。とても立体感のあるエプロンの造形。そして、左右でイグアナの「腑」を極力揃えてくれているのも嬉しいです。さらにエキゾチッケレザーならではの美しい艶も楽しめる。くぅ〜、堪らん! いい靴だなぁ。飾って置いても超絵になります。この靴の木型GIORGIOを使ったローフックヴェネチアンローファーは、結構歴史が古いというのも完成度の高さを如実に表しています。
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FG310というこの靴の前進になるモデルを当時やったのですが、最初に展開したのが2011年だったかな〜。たしかそのくらい古くからやっているんです。イタリアンデザインっていうと、ことさら工場を出た時が100%で、そこからどんどん賞味期限が切れていくっていうのがもっぱら通説となっているんだけど、フラテッリジャコメッティの作る靴に使用未期限はないのです。そういうところも気に入って長年扱わせてもらっているんです。長く履けるイタリアンメイドの本格靴。いいじゃないですか〜。伝統的な英国靴や米国靴も確かにいいけれど、たまに尖ったファッションもしたいなぁってという時は人間なら誰しもありますよね。そんに時にコイツの出番というわけです。
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履き心地もめっちゃ良いのは、ジャメコッティならでは。スリッポンタイプだから甲は低めの設計。僕の足なら通常43(27.0)たけど42(26.5)を選択するかな。甲の高い人ならそのままのサイズでも良いでしょう。軽くて、フットしてとても気持ち良いモデルFG313-006。ぜひ履いて新たな世界を見出してくださいませ!!