イタリアとオーストリアの境目にあるドロミテ(イタリア語でドロミーティ)という絶壁の山塊が連なっている世界遺産。イタリアへ旅行するならここはぜひ行きたいところ。そんなドロミテにあるマルモラーダは、昔から登山靴作りでも知られたメーカーです。現在でもFG105が主力アイテムとして世界中で愛されていますが、そんな彼らが産んだもう一つの登山靴「チロリアンシューズ」FG119も名作と言って良い1足です。
そんなFG119の中でもさらにおすすめしたいのが、こちらの002です。TEMPESTI VACCHETTA ELBAMATT / T.MORO (テンペスティバケッタエルバマットテスタデモーロ)という日本人が聞くとまるで呪文のような長い名称を持つ革を使用したモデルです。この革はエイジングの素晴らしさが魅力的で、他の革では真似できないような佇まいを表現してくれます。この革の良さは味わって頂きたいです。
細部の造形も優れていて、古典的な意匠のなかにもモダンさがあり、未来永劫その魅力を放ち続けてくれる力強さが感じられます。ハンドメイドで1足ずつ作られていて、職人さんの手仕事感をダイレクトに感じられる部分です。ソール部分の装着には、ノルヴェジェーゼという伝統の製法を用いており、とても堅牢で味わいのあるチェーンステッチが高級感を放ってくれます。(チェーンのように縫ってある極太の糸の部分)
再度の飾りステッチもお洒落でどことなく可愛いです。これがないとFG119にならない(笑)顔となっている部分の一角。
シューレースは、コットンの平紐ですが、あえて汚し処理してあるところが堪りませんね! こういうセンス、思いつき、出来そうでできない。山系イタリア人ならではのセンスを感じます。
いかがでしたでしょうか。
大量生産では絶対に真似のできない素晴らしいチロリアンシューズFG119。その為、しょっちゅう入荷するものでもないので、なかなか買うタイミングを計るのに一苦労させられますが、Myサイズがあったら躊躇せずダイビングして欲しい(笑)そんな世界名作靴の一足です!
少量ですが、今日入荷しました! (次回未定)
靴のキャラクタ的にご試着の際は、厚手のソックスをおすすめしています。薄手ソックスで履きたい場合は、別途インソールを入れる方法もあります。詳しくは、ご来店の際にご相談ください。
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