超長くNATORIYAご愛顧頂いている広島県のお客様から修理のご依頼です。最初のご注文は2006年でしたからかれこれ17年のご贔屓ありがとうございます!
今回のご依頼は、MOTO 2100の修理です。まだ購入頂いてから2年ですが、相当に履き込まれているご様子です。思った以上にソールが減ってしまい、ハーフラバーを貼った方が良いかご相談頂きました。
当初は、ハーフラバーを装着し、さらにヴィンテージトゥスチールで強化しましょうということで進めさせて頂いたのですが、ソールの縫い糸が広範囲で切れていて、今にもミッドソールと本底がバックリと口を開けそうな勢いでした。職人からも「ハーフラバーを貼っても良いけど、じきにガバッと剥がれると思うよ。接着剤で補強してもそう長くないだろうなぁ・・・」との判断。だったらということで、この際しっかり直してまた長く履きましょう! ただし、次回の修理はコストダウンできるようにもしましょうとご提案しました。
ということで、ミッドソールを追加して本底も新しいレザーソールに張り替えて、Vibramのハーフラバーは、縫い付けせずに貼り付けのみとし、つま先はヴィンテージトゥスチールで長寿命にすることにしました。
また、ヒールもVibramのものを装着する予定でしたが、硬度が同じで、より寿命の長いフランス製のヒールで、ノーマルより1mm厚みのあるゴムヒールに変更! (1mm違うだけでも効果絶大です)。
実は、これまだお話していないんですよねぇ、こっちの方がご満足いただけると思い、私の独自判断です(笑) ブログみて「え〜! そうなかいっ、聞いてないよ〜!」ってなったらどうしましょ(笑)
将来ゴムが減ったらゴム交換していけばOKです。オールソールよりもコストダウンできます。逆いうと、最初からこの加工をしておくという手段もあって、最近ではMOTO (のみならず他の靴でも)を購入直後に加工に出されるお客様も多くなってきました。私も自分の靴を加工してありますが、お勧めします!
もともと履き心地の良い靴なので、タフに履きまくっているMOTOユーザーさんはきっと多いと思います。このブログが今後オールソールされるときの道標になりますように!
(※)今回の修理日数は3週間から1ヶ月半くらいみて頂きました。
(※)修理代金は修理方法や靴の状態よって変わります。
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