定休日に、かねてより長野のお客様で「ステンドグラスアーティスト・ブォン」さんからお誘いを受けていた長野アートツーリングに行ってまいりました。お互いタイミングが合わず、梅雨シーズンとなってしまったのですが、天気予報は晴れということで朝を迎えたのですが、さすが新潟・・・雨降ってるじゃん!(笑) ということで、1時間出発を遅らせてもらい、雨が上がったタイミングで待ち合わせ場所の長野の道の駅へ向けて出発! んが、しかし、やっぱり山へ向かうに連れて霧が濃くなり、ポツポツと。ガーン、年に1度の洗車したばっかりなのにー! と苦虫を噛む思いで走らせていました。ところが、妙高山を超えたとたんに太陽現わるブルースカイが出現。さすが長野だわー(笑)
待ち合わせ場所で無事合流して、最初の目的地の志賀高原道路越えルートへ。ここへは、先月行ったときにたっぷり書いたので、ご覧になった人もいるかと思います。
第一チェックポイントにとうちゃこ〜! あいかわらず最高の景色。そして、空気が美味いこと。パノラマムービーでどうぞ!
こちらが今回のナビゲーターの「ステンドグラスアーティスト・ブォン」さんです(笑)芸術にめちゃめちゃ精通されている人で、いつもアートについて勉強させてもらっています。その知識量の豊富さには圧倒されるばかり。
今日は寒そうだったのでヒロムックな感じで来てみました。山頂は革ジャンで丁度の気温でした! (下界はとんでもなく暑かったので脱ぎました😅) 基本寒がりです。
さぁ、時間もないことなので出発しよう! 日英と生まれ故郷は違えど、お互いライトウエイトスポーツ車なので、峠道を存分に楽しみます。信号ないし対向車もほぼゼロで、最高に楽しい時間。
途中の分岐で万座方面へ右折。しばらく下ってから、昼も近くなってきて腹へったなぁと思ったらとてもいいタイミングで蕎麦屋が出現。ランチタイムにしました。お店の裏手に小川が流れているお蕎麦屋さんで、とても美味しかったです! 外見撮るの忘れちゃいました。
さぁ、次はどこへナビゲートしてくれるのか。木立の中をズイズイと走っていくと、前走のブォンさんが何やら笑顔で僕に向かって指差し合図を送ってきます。なんだからわからんけどオッケっー!て合図を送り返したら「白糸の滝」が見えてきました。おぉー、メジャーな観光地も回るんですね(笑) 行ったことないから丁度いいや!
駐車場に到着。この日はパラブーツのシャンボードコードバン。靴底に厚みがあってグリップするので、ドライブにもとても良い靴です。革靴でスポーツドライビングできるんですねぇー! って言われることがありますが、普通に革底のオールデンでもできますよ(笑)乗ってみて下さい。
少し登って、さあ、白糸の滝に到着。
いわずもがな、有名スポット。観光客が多かったので、撮影がなかなか苦労しましたが、いい感じに人も入らずに撮れているでしょう? 最近のカメラ性能凄いね。
滞在時間、10分くらいかな(笑)さぁ、次に行きましょうか! ということで、出発!
フォンフォン〜って、いゃ〜実際こんなには飛ばしていませんから。あくまでイメージ図(笑)
しばらく走ったら第3チェックポイントの公園に到着! 大きな湖があって、その岸向こうに邸宅が。この景色どこかで・・・・あっ、「思い出のマーニー」だ。その佇まいがマーニーの湖岸邸宅の雰囲気そのものでした。いいところに家があるなぁと思ったら、そこも目的地だとか! 中に入れるというので、向かいました。
ブォンさんは、何度か来たことがあるそうで、建物の雰囲気や構造、特に当時のドアノブは必見だよということで、ブォンさんは外に待っててもらって、お宅拝見してきました。
デデーーン! おおー、なんだこれは、説明できんくらいなんか凄いぞ(笑) 管理人さんに聞くと、飾ってある花や木はすべて華道家「假屋崎省吾」氏の作品なんだそうです。写真のダイニングのほかに、4部屋あるそうで、全部みて回って来ましたが、全ての部屋に假屋崎ワールドが(笑) なっ・・なるほど〜。
こちらは、必見だぞと言われたドアノブ。たぶんガラスでできています。お触り厳禁だったので、実際はわかりませんが。
階段のところにもこんなライトが。光と影が素敵でした。(今気がついたけど隠れミッ●ー!?)
1Fのダイニング以外は全室撮影禁止だったので、興味のある人は、実際に足を運んでみて下さい。なお、假屋崎ワールドは期間限定展示だそうです。生花だからそりゃそうか!
外の景色もよくてこんな場所があちらこちらに。しかし、金かかってるなぁ。有料だからこそ維持管理が行き届いているんですね。
マーニーの家を出て次に向かったのは、同じ公園内にあるペイネ美術館。
フランスの画家レイモン・ペイネの原画を見ることができます。ペイネ美術館は旧帝国ホテル建設時に来日したアントニン・レーモンドが、昭和8年に建てた「軽井沢・夏の家」と呼ばれるアトリエ兼別荘を移築したものです。軽井沢の貴重な文化遺産のひとつになっています。(出典)
おかげで、1千円ちょっとだせばいつでも見れるんですから有難いものです。
庭には美しいバラがさりげなく植えてありました。
人懐っこいヤツも(笑)
ペイネ美術館を後にして、まだまだ行きます。車で移動すること10数分。今度は・・・・
セゾン現代美術館です。
ここでは、現在「荒川修作+マドリン・ギンズ」のコレクション展を開催していました。いわゆるコンセプチュアルアートですが、うーん、僕には全く理解できない世界です。頭痛い・・・。アートの基本を習熟した上で見たらまた違う見え方がするんだろうけど。
他にも世界的に有名な現代アーティストの作品が目白押しでした。ここで、ブォンさんの知識が炸裂。ほんとうに造詣が深くて、美術が好きなんだなぁと感心するほど海外アーティストのことを解説してくれました。
ブォン「ここかからここまでだけで数十億円は下らないと思うよ!」
僕 「ひぇ〜マジですか〜。良く目に焼き付けておこうっと。」(館内は写真撮影厳禁)
「しかし、めっちゃ詳しいですね」
ブォン「当たり前だろ! 誰だと思ってんの!」
僕 「ハハっおみそれしました!」
ただ、外にも多数のモニュメントがあり、それらは撮影OKだったので、少しパチリ📸
イサム・ノグチ氏などの立体物が、美しくレイアウトされていました。こんな庭を持てる人生もあるんだなぁ・・・。
個人的にかなり気に入った鉄の橋。
ここも別の鉄の橋です。錆びた質感がグッド! あと地面の線の切り方が絶妙・・・。ここは、外の空間もかなり楽しめますね。セゾン美術館をあとにして、次に向かうは・・・。
さぁ、お待たせしました。
いよいよ今回の旅のメインイベント!
はい、知る人ぞ知る教会に到着です。
行ったことない人もいると思うので、あえてここは詳しく書きません。画像もこれだけにしておきます。というか中は撮影禁止でした。もし行きたいという人は、ホームページも調べてはなりません。何も知らない状態で、行った方が感動もひとしおだと思います。
でも、ここは一生に一度(いや幾度)は行ってみるべき価値ある教会です。空気感そして目に入ってくる光が全く違います。異世界という表現ともちょっと違うし、荘厳と一言では片付けられない、汚れまくっている心が洗われるような感覚を覚えました。朝から夜までずっといられそうです。月並みですが「凄い」の一言・・・・。これだけブログに熱が入るんだから間違いない感覚です。
僕も今回行くまで知らなかったのですが、ここの教会の設計者はアメリカのアーキテクチャー「ケンドリック・バングス・ケロッグ」という人でした。この名前、教会に行く数日前に知ったのですが、この人が手掛けたアメリカ・カリフォルニア州のジョシュア・ツリーに建てられた設計から26年!!かけて完成したという家に超感動して、世の中には凄い建築家がいるんだなぁと、その名前だけは頭の片隅に残っていたんですよ。
(※)この家を知るまで、ケロッグ=フレーク(オートミール)でしょ? という脳でした(笑)
教会にいた時には、まさかケロッグが関わっていたとは全く気がつかなかったのですが、そのケロッグの建物の雰囲気に通じるものがあったなぁと、帰宅してから思い出したように検索したら、なんとビンゴだったので驚きました。教会でもらってきたパンフレットにもその名前が・・・。いやはや運命を感じるわ〜。まさか、かの有名な建築家の作品が、こんな近くに何十年も昔から建っていたなんて・・・・。灯台下暗しというか何も知らんで生きてきたというか。勿体ないことてしてました。
こんな近くにあるんだったら、また来ようと心に誓ったのでした。(次回は子供達も連れて行ってきたいです!)
そんなわけで、駆け足で巡った長野の名所探訪でしたが、やたらと濃いアートツアーとなりました。いろんなところを紹介してくれたブォンさんにはマジ感謝ですわ〜。
名残惜しい気持ちではありましたが、夕日に包まれる高速を家路へとひた走りました・・・・。
また洗車しなきゃ(泣)
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