この記事が出た時に、在庫が残っていればラッキーです。もしサイズが合えば即買いです。それは、990。アメリカを代表する革靴メーカーALDEN社の名作と呼ぶにふさわしいモデルの一つです。オーセンティックなスタイルを持つバリーラストを採用したプレーントゥ。クリッパーとも呼ばれるデザインは、贅沢に一枚革で作られたアッパーが魅力です。さらにホーウィン社製シェルコードバンの魅力的な馬革の抑揚と奥深い色変化も楽しめます。ダブルレザーソールをリバースウエルトで装着してあり堅牢な作りは好印象を与えてくれます。履き心地も大変よく、スプリングの効いた帰りの良いソールの感触によって、1日履いていても疲れにくいと評判です。




真骨頂はエイジングの面白さ。バーガンディー(No8)と呼ばれる赤茶色をした革の変化が実に面白いです。深く連なるように入る履きじわの格好よさ。しわがポジティブに語られる靴は、オールデンが最初じゃないかと思うくらいですが、とにかく魅力に溢れた表情を楽しめます。色変化もそうです。最初はかなり濃い色合いです。個体差もありますが、すごく濃いときは黒とみまごうこともあります。それが、履き込む内に余分な色味が抜けてきて、本来のバーガンディー色が現れてきます。その色の出方も人それぞれですし、靴それぞれなんですが、そこが面白いです。写真の靴は、私物の990ですが、メンテナンスをして色を調整した艶感を出して楽しんでいます。



こちらは新品状態の990です。最初は結構濃いんですよね。新品はどうも魅力欠けるオールデンですが、道具としてガンガン使い続けることで、自分だけの1足に仕上がっていきます。傷や汚れもまったく気にする必要はありません。余程でなければ大抵の修理も効きますから、安心して楽しんで履いてください。どハマり間違いなし。私が保証します!（笑）