最近また入荷数量が微妙な56251ですが、小さい方のサイズを少量入手できました。現時点で在庫は3サイズです。定番のパンチドキャップトゥですが、革素材がシェルコードバンということで、なかなか製造に漕ぎ着けないのでしょうか。昨年は生産調整ということで、バーガンディーの発注ができなかったこともあり、いよいよ定番カラーすらも減少してきているんかい! とドキドキしているところです。まぁ、まだ大丈夫だとは思いますが。
木型は、人気のモディファイドラストを使用しています。土踏まず部分のくびれがなんとも堪りませんねぇ。こんなセクシーなスタイルの靴をアメリカ人が作っているというのが不思議でしようがありません。実際に履いても気持ち良いのですから尚更驚愕するわけです。
ギュッと絞られた土踏まずに対して指周りは開放的な木型です。この絶妙な抑揚が、1日履いていても疲れ知らずのフィーリングを生み出しているのでしょう。
ソールは、シングルのレザーです。ヒールトップのみゴムが装着されています。結構肉厚なゴムでできていて、減りにも強いです。強いっていうと、それこそ毎日履きまくる人もいますが、そういうんじゃないので(笑) 節度をもって丁寧に履いてあげることで、本領を発揮します。適度に減ったら交換リペアにも出してください。それが、長く愛用できる秘訣です。あと、メンテナンスも。
このセクシーな土踏まず部分のえぐれ&リフトアップ部分の造形美。この部分のウエルトの縫い付けってほんと難しそう。わたしは靴作れませんけど、熟練でも嫌になるっていうのは、靴をみればなんとなくでも分かりますわぁ。他社が真似しない部分のひとつです。真似できないけど、履き心地が素晴らしいということで、人気が続く訳なのです。
オフィスシューズの大定番として今後も少量でも生産を続けていって欲しい名作ですね。