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Vチップはなにもコードバンだけが人気者ではないんです。カーフも非常に高い人気を維持し続けています。牛革ならではの使い勝手の良さが、オフィス、ビジネスシーンで大活躍というわけ。面白いのはコードバンVチップを持っている人の多くにカーフVチップも所有している人がいるという事実です。

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もともと履き心地の良いVチップですから、普段からバンバン履いて楽しみたいという思いに繋がるのは必然です。最も靴をよく履く時とは、多くの場合が仕事中でしょう。「仕事靴だから壊れてもきにしない安物靴でいいんだよ。」、たしかにそういう考え方も間違っている訳ではありません。しかし、ではなぜ高級靴と言われるVチップが支持され続けるのか。

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それは、一重にモディファイドラストの履き心地が優れているからです。最もわかりやすい部分は、土踏まずのくびれですが、この特徴的な木型はもともとアルガンコンラストと呼ばれています。アメリカンインディアン最大部族アルガンコン族からネーミングを採ったとされますが、彼らが履いていた靴がまさにこの木型のオリジナルだったと言われています。1日に数10km〜100kmも歩くのが日常的なインディアン。そんな彼らの靴を元に矯正靴を作ったのがオールデン。それをベースにした靴こそモディファイドラストであり、Vチップだったのです。スーパー履き心地が良いのには理由があり、知ってか知らずかその履き心地に魅了された多くのオールデンファンが、こぞってVチップを買い求めるのは極々自然な流れだったのかもしれません。

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ご覧の写真は、当店のお客様かせ履いているカーフVチップ54411です。シューレースをロウビキ丸紐に変更してありますが、それ以外はノーマルで履いています。お仕事は建築関係で、主に内勤業務ですが、ハウスの内覧会やら工事現場などにも赴く為、本来は泥だらけになっても気にならず、且つ脱ぎ履きの楽な靴がベストだということですが、Vチップに関しては別腹のようです。何度かドロまみれからサルベージさせて頂いたこともありました。それでもこの靴を選んでしまう。それは、格好だけではなく、履き心地の良さだと言っています。

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今でこそ、大好きな靴だと言い切るVチップ。しかし、当初にVチップを勧めた時は、全く食指が動かなかったそうです。たしかにトゥスプリットのデザインが気に入らないとかなんとか言っていた記憶があります(笑)。でもね、この靴は履いたらヤバイんです。もぅ、全然違いますから! それに、新品よりも履き込んだ靴の方が、そりゃあもう素晴らしい顔つきになります。この成長過程を一度味わうと、また次のVチップにしようという気持ちにさせられるんですね。

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さぁそんな訳で、本日もVチップカーフ54411が少し入荷してます。今度は誰の足と心を感動の渦に巻き込んでくれるでしょうか!


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