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オールデンのチャッカブーツで、刷毛仕上げの古いモデルがあったのですが、ネットには公開していなくって、店舗に来てくださるお客様だけが目にすることのできたチャッカブーツでした。

何度か足しげく通って頂いたWさんが、この度めでたくゲットすることに成功しました。数多くのライバル達を押し退けてのお買い上げおめでとうございました。

 たった一足しかなかったこと。特にサイズが7Dで、シンデレラシューズになっていたこと。現行のオールデンには無い革目仕様であったこと。コードバンの輝きがビンテージものだけにすばらしかったことなどなど魅力的なオールデンだったのです。

当然欲しいと思う人は沢山いたのですが、何せサイズが合う人がいない。いても手が出ないとか、タイミングが悪かったり。ほかに欲しい靴を見てしまって次回こそ買うぞとか。まぁ、でもすぐには売れないですよねぇって言ってスルーしていた人などなど。とにかく人気のあったデッドストックオールデンでした。

今日来たWさんも、もう何回も来て試着しては、欲しいなぁ。でも他のも欲しいしなぁといって、なかなかお買い上げにならなかったお客様のひとりでしたが、一念発起して、ついに入手する運びとなりました。

そのままお持ち帰りになるかと思いきや、皺入れしていっていいですか? と。その言葉待っておりましたぁ。

タイムリーですねぇ。皺入れの儀式いっちゃいますか~!

ってことで、その場で皺入れ会になりました。今回は、また新しい技です。

昨日ご紹介した、“筆式片膝接地半足強制屈曲術” の変形バージョンで、“段違い筆式片足接地半足強制屈曲術”で、皺入れを慣行。実は、ナトリヤの入り口にある階段でやるこの方式は、今回が初めてではなくて、遠い昔にも2名実践されたことがありました。ただし、そのときは、筆式ではなくて、段違い自由屈曲式でしたので、段違い筆式は、今回が初です。

しかもしかも、靴を型伸ばしするための専用器具(これもおそらく40年ものの器具)を使っての皺入れでした。

たまたま、ここにN野さんご夫婦も来てたのですが、Wさんとは以前面識があったため、和気藹々とした雰囲気の中での皺入れ会となりました。

いや~こんなに楽しい皺入れ会は初めてでしたねぇ。


(有)シューズサロンなとりや
http://www.natoriya.jp/